「印刷した紙を水に濡らしたくない」「証明写真を長くきれいに保ちたい」そんなときに便利なのがラミネート加工です。とはいえ、「近所のコンビニで手軽にできるのでは?」と考える方も多いでしょう。本記事では、ラミネート加工ができる場所を中心に、料金の相場や自宅での代用法までをわかりやすくご紹介します。
コンビニでラミネート加工はできる?(ローソン・セブン・ファミマ)
残念ながら、2025年現在、主要コンビニ(セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマート)ではラミネート加工は提供されていません。一部ネット記事や口コミで「できた」という声もありますが、それはプリントサービスの“光沢紙”や“厚紙印刷”をラミネートと勘違いしているケースが多いです。
ただし、代用として以下のような方法は可能です:
- 光沢紙へのプリント → 少し水や汚れに強い
- 厚紙印刷(はがきや名刺サイズ) → 強度は増す
- コンビニで印刷したものを持ち帰り、他店舗でラミネートする
ホームセンターでラミネート加工はできる?
ホームセンターでは、ラミネーター機を売っていることはありますが、その場でラミネート加工サービスを提供している店舗はかなり少数派です。以下のポイントを確認しましょう。
- コーナン・カインズ・DCMなど一部の大型店舗に加工サービスあり
- 店舗によっては「店頭用印刷サービス」に併設している場合も
- 念のため、訪問前に電話での確認がおすすめです
ただし、多くの店舗ではあくまでラミネーター本体やフィルムの販売のみとなっているため、加工を希望する場合は専門店を検討するのが確実です。
ラミネート加工ができるおすすめの店舗
以下は全国展開しており、店舗検索がしやすいラミネート加工対応店です。
カメラのキタムラ
証明写真のラミネートに強く、仕上がりも綺麗です。即日対応が可能な店舗もあり、価格は100〜200円程度。
キンコーズ
ビジネス資料や大判ポスターにも対応。A1サイズまで可能で、加工品質が高くおすすめ。
アクセア
駅近店舗が多く、出先でも利用しやすい。ビジネス利用や急ぎの時にも対応。
ソクプリ
スピード対応に特化した印刷店。15分以内の仕上がりも可能。
はんこ屋さん21
街中に多く展開。名刺サイズから対応しており、価格も比較的リーズナブル。
ラミネート加工の料金相場とサイズ別価格目安
一般的に、ラミネート加工の料金は以下のようになります。
サイズ | 料金(目安) | 備考 |
---|---|---|
名刺サイズ | 約100円〜 | 小物や写真に最適 |
A4サイズ | 約200〜400円 | 書類保護に人気 |
A3サイズ | 約400〜600円 | ポスター・掲示物向け |
※料金は店舗によって異なるため、事前確認がおすすめです。
また、厚みによって価格が変わる場合もあります。
- 100ミクロン → 標準的な厚さ
- 150ミクロン以上 → 高耐久
ラミネート加工の活用シーンとメリット
ラミネートは以下のような場面で役立ちます。
- 雨に濡れる可能性のある掲示物
- 証明写真や名札などの保護
- レストランのメニューや価格表
- 子どもの教材や地図の補強
【メリット】
- 水や汚れに強くなる
- 色あせや折れを防止
- 書類を長期間保存できる
ただし、一度ラミネートすると剥がせないため、原本を使用する場面では注意が必要です。
自宅でラミネート加工する方法【機械なしでもOK】
家庭用ラミネーターを使う
価格は3,000円〜10,000円程度。Amazonや家電量販店で入手可能です。A4対応モデルが主流で、フィルム代は100円ショップでも購入可能です。
アイロンで代用する裏技
ラミネートフィルムを2枚重ねて、紙を挟んだ状態で布越しにアイロンを当てることで簡易加工できます。失敗リスクもあるため、重要な書類では控えましょう。
100均のラミネートフィルム活用法
セリア・ダイソーでは名刺サイズやA6サイズの手貼りラミネートフィルムが購入可能。熱を使わないので手軽に使えます。
ラミネート加工ができないときの代用品・応急処置
「今日中にどうしても保護したい!」という場合は、こんな方法も。
- クリアファイル+厚紙:簡易ラミネート風に
- 透明な梱包テープ(セロハンテープ):紙を覆うように貼ることで耐水加工に
- ラミネートスプレー(防水コーティング):ホームセンターで販売
完璧な仕上がりとはいきませんが、応急処置としては十分に機能します。
よくある質問(Q&A)
Q. ラミネートとパウチの違いは?
→ 基本的には同じ意味で使われていますが、「パウチ」は業務用で使われることが多い呼び方です。
Q. 印刷物の持ち込みは可能?
→ 店舗によっては可能です。ただし、紙質やサイズによっては断られる場合もあるので要確認。
Q. フィルムの厚さはどれを選べばいい?
→ 日常使いなら100ミクロン、掲示物や頻繁に触るものには150ミクロン以上がおすすめです。
まとめ|ラミネート加工は「コンビニ以外」での選択肢も豊富!
コンビニでラミネート加工はできませんが、代用サービスや加工可能な専門店、さらには自宅での簡易加工まで、選択肢は豊富です。使用用途や仕上がり、コストを考慮して、自分に合った方法を選びましょう。
印刷物を長くきれいに保ちたいとき、この記事を参考にしていただければ嬉しいです。