Windows 11でタスクバーに曜日を表示する簡単手順

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Windows 11でタスクバーに曜日を表示する方法

手順概要:曜日表示の必要性

Windows 11のタスクバーには、初期状態では「日付」と「時刻」のみが表示されており、「曜日」は表示されていません。日々のスケジュール管理や仕事の進行確認において曜日の確認が必要なユーザーにとっては、非常に不便に感じるポイントです。しかし、設定を少しカスタマイズすることで、タスクバーに曜日を表示することが可能です。

曜日表示ができない理由

Windows 11では、タスクバーの設計がWindows 10よりもシンプル化されたことにより、以前可能だった一部の表示カスタマイズが初期状態では非対応になっています。とはいえ、内部的な地域設定を変更することで、曜日表示ができるようになります。

Windows 11とWindows 10の違い

Windows 10ではタスクバーの表示領域が広く、曜日の自動表示も比較的簡単に対応していました。しかし、Windows 11ではタスクバーのデザインが再構築された影響で、カスタマイズには少し手間がかかるようになりました。そのため、手動での設定変更が必要です。

Windows 11のタスクバー設定変更手順

コントロールパネルを開く方法

  1. 「スタート」メニューを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択。
  2. control と入力してEnterキーを押すと、コントロールパネルが開きます。

地域と言語の設定

  1. コントロールパネルから「時計と地域」→「地域」を選択。
  2. 「形式」タブ内の「追加の設定」ボタンをクリック。

カスタム日付形式の設定

  1. 「日付」タブを開く。
  2. 「短い形式」の欄に ddd yyyy/MM/dd もしくは dddd yyyy/MM/dd と入力。
    • ddd:曜日(例:月)
    • dddd:フル曜日(例:月曜日)
  3. OKを押して設定を保存。

曜日を表示するための具体的な手順

この設定を保存すると、タスクバーの日時表示が 月曜日 2025/06/22 のように曜日付きで表示されるようになります。文字数が長い場合、表示領域の関係で省略されることもあるため、ddd(短縮形式)を使用するのがおすすめです。

タスクバーの時計表示のカスタマイズ

時刻フォーマットの変更

同じく「追加の設定」→「時刻」タブで、時刻の表示形式(24時間/12時間、AM/PM表記)をカスタマイズ可能です。たとえば HH:mm:ss と入力すれば、24時間形式で秒まで表示されます。

秒の表示方法

Windows 11では、標準設定では秒が表示されませんが、レジストリを編集することで秒の表示が可能になります。

  1. regedit を実行。
  2. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced を開く。
  3. 新規DWORD(32ビット)値で ShowSecondsInSystemClock を作成し、値を 1 に設定。
  4. サインアウトまたはPC再起動後に反映されます。

曜日表示に関するトラブルシューティング

表示されない場合の対処法

  • 表示スペースが狭いと曜日が省略されるため、タスクバーの幅を広げるか、短縮形式(ddd)に変更しましょう。
  • 再起動を行わないと設定が反映されないこともあります。

表示が英語の場合の設定方法

「地域」設定で「形式」が英語(例:English (United States))になっていると、曜日も英語表記になります。

  1. コントロールパネル→「地域」→「形式」で「日本語(日本)」に変更。
  2. 曜日表記が日本語(例:月曜日)になります。

まとめと今後の活用方法

曜日表示の便利な使い方

タスクバーに曜日を表示することで、スケジュール確認やリマインダー管理が直感的に行えるようになります。曜日を常に目にすることで、週の流れを意識しやすくなり、仕事やプライベートの計画を立てる際にもスムーズに進行できます。特にビジネスシーンや家族の予定管理においては、曜日の表示があることで誤認やうっかりミスを防ぎやすくなるほか、日々の業務効率化にも寄与するでしょう。

他のタスクバーのカスタマイズオプション

曜日表示に限らず、Windows 11ではタスクバーの整列位置(中央揃えや左寄せ)やアイコン表示のオン・オフ、通知領域の構成変更など、多岐にわたるカスタマイズオプションが用意されています。これにより、ユーザーは自分の好みに合わせてデスクトップの見た目や使い勝手を調整することが可能です。また、サードパーティ製アプリ(例:ExplorerPatcherやStartAllBack)を活用することで、旧バージョンのWindowsに近いインターフェースへと変更したり、細かいUI調整を行ったりすることもできます。これらのツールを活用することで、より効率的かつ快適な作業環境を構築することができるでしょう。

今後もWindowsアップデートにより、公式機能での柔軟な表示対応が進む可能性があります。たとえば、Microsoftがユーザーからのフィードバックを反映し、より直感的にカスタマイズできるインターフェースを導入することが期待されています。これにより、曜日の表示だけでなく、天気情報や予定、通知の一元表示など、より包括的な情報表示がタスクバー上で可能になるかもしれません。現段階では、ユーザー自身の創意工夫と設定の見直しによって、表示機能を最大限活用することが求められています。また、定期的にWindowsの設定やアップデート情報を確認することで、新たな機能の活用にいち早く対応できるようにしましょう。

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